ねぶた祭りに突入し青森もようやく夏らしくなってきました。予報では気温が30度近くまで上がるらしいので、朝早くから出かけて昼頃帰るつもりで、夏泊半島の大島にマダイ釣りに出かけました。
釣り当日、海上保安庁の気象状況を見ると大島灯台は西風8m。この風だと手漕ぎボートは出船できるか微妙な状況・・・。しばらく考えてまずは行くことに。
午前5時、大島到着。すぐにサンライズフクシさんに出船できるか確認。「島の東側なら出船できるよ」と聞きまずは一安心。
しかし「最近潮の流れが速くてなかなか釣れないよ」との情報が!なんでもここ数日、島に沿って南から北上する流れが速くて、仕掛けが底に着かず、釣りに難儀しているとのこと。そういえば昔、同じように強い流れで釣りにならず、小ダイ一匹しか釣れなかったことがあったっけ・・・(>_<)その時も出船したのは東側だった気がします。
とはいえ西側は軽く白波が立つほどの風、やむなく東側から出船しました。
西側には出船できないため、他の釣り人も皆東側から出船し、めぼしい浮き球は既に先客が釣りをしています。そんな中、一艘の漁船が出荷作業の真っ最中。これはチャンスとばかりに、作業の邪魔にならない程度に距離を空けて、近くの浮き球に船をくくり釣り開始です。
エサのイソメを針に房掛けにして、仕掛けを沈めると流れる流れる(◎_◎;)フクシさんの話し通り、南から北北西に向かって潮が流れています。このポイントは水深35mほどですが、既にラインは50mを超えてまだまだ底に着きません。
ラインが70mくらい出たところでなんとなく着底(?)。しばらく待ってみましたが魚のアタリはなく、たまたま巻き上げている最中になにかヒット。25cmくらいのサバでした。
この後、同じ場所でもう一匹サバを追加しましたが、相変わらず潮の流れが速く、底から中層にかけては、本命はおろかフグのアタリすらありません。2時間後、これは釣りにならんと見切りをつけて、風が止んできたのを見計らい、島と半島を結ぶ橋の下をくぐり、西側に移動しました。
ほとんどの釣り人が東側に出船している中、西側には先客を含めてわずか2隻・・・。こちら側も潮が速かったらどうしようと思いつつ、仕掛けを投入。このポイントは水深36m。やはり仕掛けは北側に流れていきますが、東側ほどの急な流れはなく程なく着底。しばらくするとコツコツと小さなアタリ。タイミングを合わせて竿を立てると、無事にフッキングに成功。
上がってきたのは25cm程の小ダイでした。小ダイでも数時間ぶりのアタリなのでとてもうれしい(^○^)
小ダイがいるなら普通のタイもいるはず。小ダイより棚は上なので、着底してから数メートル巻き上げてアタリを待ちます。クラッチを切ろうとした瞬間、いきなり竿がグンと曲がり水面に突き刺さりました!
待望の本命アタリ!向うアワセのまま巻き上げ開始。最初はあまり強い引き込みはなく、普通にリーリングできましたが、突然魚が走りドラグが鳴きなかなかの手ごたえです。少しづつリーリングを続けてようやく魚が水面にあがってきました。タモですくって無事にキャッチです。
58cmのメスのマダイでした。産卵がまだなのかお腹がぷっくりとして、なかなかきれいな魚体です。
そのまま同じ場所で粘りましたが、アタリが遠のき、船着場寄りに100mほど移動して、仕掛けを投入。ちょうど仕掛けが底に着いたところで、少し巻き上げると、グンと引き込み、とても重くなりました。なんじゃこれ!タイのようにグングン引き込むでもなく、トルクのある引きで、ひたすら重くてどんどん泳いでいきます。竿も仕掛けも大丈夫なのかこれ?と思うほど、弓なりに曲がっています。
必死にリーリングしてようやく魚の姿が見えてくると、白くて細い魚体。もしかして・・・と思ったら上がってきたのは、1m近いホシザメでした。なるほど、どおりでひたすら重くてひたすら泳ぐわけだ。
しかし、ここからが大変!タモに入れようと、竿をさばいて誘導するも、魚体が大きくてなかなか思うように御しきれず、泳ぎ回るし尾っぽでタモのふちをたたいて逃げるし、おまけに浮き球のほうに向かってサメが突進し、危うく仕掛けごとロープに絡みそうになり、しばらくサメと格闘(>_<)
数分後、やっとのことでタモに収めて船上へ。・・・疲れた(+o+)
すでにタイも釣り、充分食べる分の魚は足りているので、ほどなくサメは放流し、日も高くなりお昼を過ぎたところで釣り終了。本日の釣果は、サバ2匹(25cm)、マダイ2匹(25、58cm)、サメ1匹(推定90cm※放流)でした。
今日のように潮の流れが速い時は、マダイは釣れにくいようです。満潮と干潮の前後1時間、潮の流れが弱まるころあいが、釣れるタイミングとなるかと思います。
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